理事シリーズ:Tomáš Gábriš
知っておきたいことのすべて

理事シリーズ:Tomáš Gábriš

理事シリーズ:Tomáš Gábriš

eスポーツの未来は、成長だけでなく、それを支える仕組みの強さにかかっています。

eスポーツにおける私の仕事は、常に法、教育、スポーツの交差する領域と結びついてきました。15年以上にわたり、私は法制度と、進化を続けるスポーツとeスポーツの世界との関係に取り組んできました。持続可能な発展は、ガバナンス、説明責任、信頼が確立されて初めて成り立つと強く信じています。

国際eスポーツ連盟の監査・リスク・ガバナンス委員会委員長としての私の役割は、連盟の透明性、コンプライアンス、組織としての安定性の強化を支援することにあります。

IESFは、加盟連盟、ステークホルダー、選手からなる世界的なエコシステムを代表しています。このエコシステムを責任をもって支えるには、急速に進化する業界にあっても、ガバナンスが明確で、説明責任を果たし、強靱であり続けなければなりません。ARGCでは、法的リスク、運営上のリスク、評判上のリスクの特定に取り組むとともに、連盟のインテグリティと長期的な持続可能性を守るための枠組みを整備しています。

IESFとeスポーツ全般に対する私のビジョンは、エコシステムの継続的なプロ化と制度化に密接に結びついています。

私にとって最も重要な優先事項の一つは、eスポーツにおける法的確実性を高めることです。選手、連盟、パブリッシャー、パートナーは、公平性、予見可能性、透明性をもたらす制度のもとで活動すべきです。これらの原則は、多くの伝統的なスポーツの仕組みにすでに存在しています。

また、グッドガバナンスこそ世界のeスポーツの基盤でなければならないと強く信じています。eスポーツがより広い国際的な認知と長期的な信頼を求めるのであれば、その組織は透明性、責任、民主的な意思決定の最高水準を体現しなければなりません。

もう一つの不可欠な原則が、eスポーツのガバナンスにおける法の支配です。国際的なエコシステム全体で、すべてのステークホルダーの権利と責任が公平かつ一貫して守られるようにするには、明確で執行可能な枠組みが必要です。

同時に、ガバナンスのモデルは持続可能で、適応力のあるものでなければなりません。eスポーツは急速に進化しており、国際的な仕組みは業界とともに成長できると同時に、長期にわたって安定し、強靱であり続ける必要があります。

私にとってガバナンスとは、単に規制や監督の問題ではありません。世界のコミュニティが自信をもってともに成長するために必要な信頼をつくることです。

透明性、説明責任、強固な組織基盤を通じて、IESFはより責任ある持続可能なeスポーツの世界に向けて取り組み続けています。

Prof. Dr. Tomáš Gábriš
IESF理事
IESF監査・リスク・ガバナンス委員会 委員長